南青山の高級な寿司屋で働いていた時、暇な時間には握り方を教えて頂きました。
右手でシャリをつかむ時の量を均一、又は大体同じ大きさに摘まみ取るのにはルチルミチルっ
ていう100円ライターが昔ありましたが、その握った感触と同じ分量握ると良いって教えていた
だきましたがこれが慣れるのになかなか簡単では有りませんでしたが、何か月もやっているう
ちにほぼ均一になるようになりました。
人間の感覚ってすごいぞと思います。
それができるようになると、シャリ玉の中に空気を含ませる技を教えていただきましたが、こ
れは手を握る形にして玉と少し空間を開けて、勢いよくぶるるんっと降るんですがこんなこと
相当鍛錬しないとできませんが、これで握るのとただ単に握るのとでは口の中でのホロホロ感
が全く変わってしまいただギュッとの握りは、食感がベタってなるのに対してぶるるんの方は
ハラリと米同士が一瞬でほどけてネタとの融合が良く絡んで美味しいです。
この技を一瞬のうちにヤリこなして何個も何個も握る様は芸術の域に近いと思いました。
ちなみにですが今だに家で握りずしをやるときはぶるるんをやってあげていますがハラリでは
ないと家族からのクレームは絶えません(笑)
つまみによく巻く家族の大好物でもある
ネタ50gシャリ50g黄金比率鉄火巻♪