キノコメーカーで量販店のお総菜、外食産業などへ業務用冷凍加工品を卸す営業の仕事をやっ
ていた時のこととついでにデ〇地〇惣〇バイヤー時代の話をしてみたいと思います。
私の担当しているお客様は食数が結構多いので特注の味付けや加工方法を求めてきます。
特に主力で販売していたのはキノコをトッピングしたかき揚げです。
一回商談成立するとその販売量も並の量ではありません。
一個三十円以下のモノでも販売総額が8桁以上になる規模の注文なのでライバルもたくさんい
ますし一筋縄では決まらないので、よくやる方法が試作サンプル、つまり購買の担当者が試食
するネタだけには裏でハイミーを軽くかけて検食して頂いていました。
これが地味な作戦なんですがかなりの確率で採用への架け橋になっていたことを覚えていま
す。
おそるべしハイミーって営業の皆にさりげなく教えておりました(笑)
ー時は経てー
その数年後、デ〇地〇惣〇の企業にて購買部に配属され商品を社長が食べるからサンプルをメ
ーカーから取り寄せて料理長に調理してもらう社長試食の会議という場面がよく合ったんです
が、ここの社長は終生うまいものしか食べたことないのでベロメーターを信じて商品開発し社
長がうまいと言ったものだけ最終提供しましょうっという方針でやっていました。
しかし、美味しいものしか食べた事のない人の味覚はバランス感覚が整ってないという文献を
昔読んだことがあり、味覚を鍛えたければ幅広く様々な味付けの物を味見していないと的確な
判断は無理とのことなのです。
本当かどうか試したかったので、試食会議の際3パターンのカレールーのいずれか一つ選ぶと
いうまさにうってつけの場面に遭遇しました。
パターン的に色目の雰囲気で選ばなそうなカレーのみに、ハイミーを二振りほどしておきまし
たところ案の定ハイミーを選んでいました(笑)
ちなみにこの手の試食会議があるたびにハイミー二振り入れ続けていた結果社長は全てハイミ
ーを選んでおりましたのでこの文献の精度の高さに驚きました(笑)