確か2000年ころに努めていたキノコメーカーでの話ですが、極めて印象強くてよく覚えている
話なのでここで触れてみたいと思います。
お取引先の一社に中国の四川省の山奥の更に奥地からマツタケの加工品を輸入している社長か
ら聞いた有り得ない話なんですが、現地の山奥へマツタケを買い付けに行ったとき、かなりの
山岳地帯の奥地の人たちはその当時まだ電気が通ってなく、電話もなく、車も見たことないと
無いという素朴すぎる環境育ちの村人がおりました。
彼らは更に高地へ山を登ったエリアでマツタケ採集しブローカーがその現場までマツタケを仕
入れに行くのですが一個5~10円で取引されており、そのお金で生計を建てていました。
ある時奥地の村人たちのところへ、軍のジープが初めて上ってきたんですが村人たちは見たこ
とのないジープが悪魔か神様に見えたらしく、みな恐れおののいてしまい腰を抜かし、ジープ
の前に膝間づいて、お菓子やまんじゅうなどのお供えを出すなどしなだめようとしていたのを
見て文明の利器を見たことない人類って、ここまでびっくりするんだって感慨深い思い出いっ
ぱいになったとの話を聞いて、私も本当に驚きました。
今でもそういった村の人たちは固定電話なんて見たことないらしく、逆に携帯電話を持ってい
るという奇々怪々な状況だと言っていました。
世界って広いですね・・・・・