生まれて初めてのサーフィンはとんでもない所でスタートしました(・・;)
中学2年生のGW明けの最初の日曜日で、外気温は26度ぐらいの一般的な春陽気で千葉県夷隅市
は大原の鈴木さんというポイント名の所でした。
単純ですが車を止めるスペースの真ん前に鈴木という表札のある家があるからその名前で誰で
も伝わりました(笑)
この日の波は結構デカかった、胸、肩たまに頭ぐらいあってチューブを巻くほどのそんな上級
者用の波に初めての私は、先輩のお下がりの2メートルあるモスというメーカーのシングルフィ
ンのボードに、スプリングという半袖半ズボンのウェットスーツで挑みました(笑)
まず初めは砂浜で基礎的なやり方クロールみたいに手で漕ぎ、波に合わせて腕立て伏せのよう
な手順で板の上に立つということを教えてもらいました。
いきなりテイクオフしてボードに立ってライディングできるとは考えていませんでしたのでま
ずはパドリング(クロール)できるだけで一歩前進って気持ちです。
この日は波がバカでかくて沖へは出れませんでしたが、スープと言って波打ち際から2~30メー
トル付近の”うたかた”ともいうと思いますが、それに乗る練習を必死にした結果ボードに立つこ
とができました。
5回から6回立ってほんの数メートルでしたが、波に何とか乗れたのは感動しました。
少し慣れてきたときにはこのスープでも質が良い、サイズも力もあって長距離走れるタイプの
を見つけては乗ってバランスを取りながら岸までまっすぐ走って楽しめました。
これが私の初めてのサーフィンでした。
ちなみに水温がまだ低く普通は、長袖長ズボンの薄手のフルスーツか、半袖長ズボンのシーガ
ルというスーツでちょうど過ごしやすい温度のところを、いくら若いとはいえガタガタ震えが
来て唇が真っ青になって、それを見ていた先輩に上がってあったまんないと風邪ひくぞっと言
われて上がったのを覚えています。
この日から、毎週毎週日曜の度に兄貴の車で海へ行って、まるで修行のようにのめりこんで楽
しんでいた自分がいたのを覚えています。